東京の街に出て来ました
あい変わらずわけの解からない事言ってます
恥ずかしい事ないように見えますか
駅でたまに昔の君が懐かしくなります

雨に降られて彼等は風邪をひきました
あい変わらず僕はなんとか大丈夫です
よく休んだらきっと良くなるでしょう
今夜ちょっと君に電話しようと思った

君がいない事 君と上手く話せない事
君が素敵だった事 忘れてしまった事

話は変わって今年の夏は暑くなさそう
あい変わらず季節に敏感にいたい
早く急がなきゃ飲み物を買いにゆく
ついでにちょっと君にまた電話したくなった

君がいるかな 君と上手く話せるかな
まぁいいか
でもすごくつらくなるんだろうな
君が素敵だった事 ちょっと思い出してみようかな
改札の前 繋ぐ手と手
いつものざわめき 新しい風
明るく 見送る はずだったのに
上手く笑えずに 君を見ていた

君が大人になって その季節が
悲しい歌で 溢れない様に
最後に何か 君に伝えたくて
さよならに代わる言葉を 僕は捜してた

君の手を引く その役目が
僕の使命だなんて そう想ってた
だけど今 判ったんだ僕等なら もう
重ねた日々が ほら 導いてくれる

君がおとなになってく その時間が
降り積もる間に 僕も変わってく
例えば そこに こんな歌があれば
二人は いつもどんな時も 繋がってゆける

突然不意に 鳴り響くベルの音
焦る僕 ほどける手 離れてく君
夢中で呼び止めて 抱きしめたんだ
君が何処に行ったって 僕の声で守るよ

君が僕の前に 現れた日から
何もかもが 違く見えたんだ
朝も 光も 涙も 歌う声も
君が 輝きをくれたんだ

抑え切れない想いを この声に乗せて
遠く 君の町へ届けよう
例えば それがこんな歌だったら
僕らは何処に居たとしても 繋がってゆける・・・
君が見えなくて 見えなくて
何度も呼びかけるよ
この夜に迷ってしまう
君に眠る支配者は今も無口なままのLies
軽い微熱 陽炎のように
ゆらめいて離れない

・・・少しまだ震えてる傷口にそっと触れてみた

君が見えなくて 見えなくて
何度も呼びかけるよ
こんなにそばにいるのに 会いたくて・・・止められなくて
壊れそうなほど抱きしめていても
君が届かない

・・・変わらず続いてる 痛み癒せるのはTruth?
月が沈む窓の色が君の肌を青く染めたね

・・・少しまだ震えてる口唇がまた傷つけてる

夜に墜ちてゆく 墜ちてゆく
真実を探せない
誰より大切なのに 信じてる気持ち揺れてる
壊れそうなほど抱きしめていても
君が届かない

出口のない迷路みたい
歪んだ引き金ひいたのは誰?

君が見えなくて 見えなくて
何度も呼びかけるよ
こんなにそばにいるのに 会いたくて・・・止められなくて
壊れそうなほど抱きしめていても
君が届かない

Lies and Truth 墜ちてゆく
真実を探せない
誰より大切なのに 信じてる気持ち揺れてる
壊れそうなほど抱きしめていても
君が届かない
I wanna be your gentleman
変われる場所を探しに行こうか 誰かみたいに
I wanna be your gentleman
隠れる森を目指してみようか 痛くないように

汚れた川を汚れた僕と泳ぐ
君はとてもキレイだった
浮き沈みしながら 向こう岸へ辿り着いた後を
考えてる 今でもずっと

君といるのが好きで あとはほとんど嫌いで
まわりの色に馴染まない 出来損ないのカメレオン
優しい歌を歌いたい 拍手は一人分でいいのさ
それは君の事だよ

I wanna be your gentleman
上手くちぎれてくれない尻尾はトゲトゲで
I wanna be your gentleman
引っかき傷は癒えないのさ 治らないんだ

「たぶん もうすぐさ きっと」なんて息を止めたまま
どうでもいい行列に並んでもみた
「終わらないプレリュード奏でて生きてゆくみたいだね」って
僕ら笑う 死んでるように

たとえ世界はでたらめで タネも仕掛けもあって
生まれたままの色じゃ もうダメだって気付いても
逆立ちしても変わらない 滅びる覚悟はできてるのさ
僕はStrange Chameleon

勘違いしないでね 別に悲しくはないのさ
抱き合わせなんだろう 孤独と自由はいつも
もしも全てが嘘で ただつじつま合わせで
いつかなついていた猫は お腹すかしていただけで
すぐにパチンと音がして 弾けてしまう幻でも
手の平がまだ暖かい

恐いモノ知らずで 時代ははしゃぎまわり
僕と君のすごした ページは破り去られ
歴史には価値のない 化石の一つになるのさ
君と出会えて良かったな
Bye Bye 僕はStrange Chameleon
錆び付いた車輪 悲鳴を上げ
僕等の体を運んでいく 明け方の駅へと

ペダルを漕ぐ僕の背中
寄りかかる君から伝わるもの 確かな温もり

線路沿いの上り坂で
「もうちょっと、あと少し」後ろから楽しそうな声

町はとても静か過ぎて
「世界中に二人だけみたいだね」と小さくこぼした

同時に言葉を失くした 坂を上りきった時
迎えてくれた朝焼けが あまりに綺麗過ぎて

笑っただろう あの時 僕の後ろ側で
振り返る事が出来なかった 僕は泣いてたから

券売機で一番端の
一番高い切符が行く町を 僕はよく知らない

その中でも一番安い
入場券を すぐに使うのに 大事にしまった

おととい買った 大きな鞄
改札に引っ掛けて通れずに 君は僕を見た

目は合わせないで頷いて
頑なに引っ掛かる 鞄の紐を 僕の手が外した

響くベルが最後を告げる 君だけのドアが開く
何万歩より距離のある一歩 踏み出して君は言う

「約束だよ 必ず いつの日かまた会おう」
応えられず 俯いたまま 僕は手を振ったよ

間違いじゃない あの時 君は…

線路沿いの下り坂を
風よりも早く飛ばしていく 君に追いつけと
錆び付いた車輪 悲鳴を上げ
精一杯電車と並ぶけれど
ゆっくり離されてく

泣いてただろう あの時 ドアの向こう側で
顔見なくてもわかってたよ 声が震えてたから

約束だよ 必ず いつの日かまた会おう
離れていく 君に見えるように 大きく手を振ったよ

町は賑わいだしたけれど
世界中に一人だけみたいだなぁ と小さくこぼした

錆び付いた車輪 悲鳴を上げ
残された僕を運んでいく
微かな温もり